【第17話 君もNTにならないか?】



みなさんこんにちわ。
今日はNTの覚醒方法の説明発表を行っています。
どちらの研究がジオンにとって有用か比較し、補助金を出してくれる。

「で、あるからして機関ではいずれ忠誠心の厚いNTが大量生産されるものと確信しています」

うわぁフラナガン・ブーンが自信満々だわ。悦に入ってる。
超えてはいけない一線を越えましたって雰囲気。
俺には分かる。

超えたことがさも特別なことであると考えている奴特有の優越感のようなものが滲み出ているからだ。

エリートとか研究者に多いな。

ばっかじゃねぇの?なんで一線超えるのに悲壮な覚悟とか特別な存在としての優越感とかあるのよ。
そんな程度の事に覚悟もいらないし、何も感じないだろJK。

フラナガン機関で調整された強化人間のビデオも見たけど・・・NT覚醒はしているけど全員シロッコにやられた後のカミーユじゃねぇか。
カードの図形を当てたり、宙を眺めたり。
MSシュミレーターで高得点をだしたり、叫びだしたり。
・・・こんな強化人間、何に使えるんだよ。


フラナガンの研究発表

現在、強化人間のクローン胎児に遺伝子操作を施し、デザイナーズベイビーを製作中。すでに100以上育ちつつある。
オヒ。プルシリーズどころかSEEDのフラガとキラじぇねぇか。
どれも結果が出るまで10年近くかかるだろが。

確かにある程度自我を持ってしまった被験者をNTにするより、最初からNTに生まれさせ、洗脳で忠誠心を付与すれば反抗したり逃げたりしないし。
ねぇモーゼスさん。


次が俺の発表。

フラナガンとうちの研究所で、NT覚醒成功率(大人)から見る比較。

1.宇宙空間に近い環境の構築

1-1フラナガン機関
個室はコロニーの遠心式重力に対し逆回転し、無重力状態にするシリンダー型の部屋。
被験者は常時宇宙空間投影ヘルメット(バイザー部分に宇宙の映像が流れる)を被って生活する。

1-2人工NT研究所
投影式(プラネタリウム)の部屋で生活し、無重力は宇宙空間でのオッゴを用いた作業実習(デブリ回収のバイト)を行う。

(バイト代は被験者個人の収入になる)


2.能に働きかける薬の投薬量

2-1
体重に合わせた投薬量で強化人間になれるまで続ける。

2-2
その日の体調に合わせて調整。NT受信が確認されたら投薬終了。


3.NT能力に必要なストレス

3-1
脳波を投影バイザーから浴びせつつ、電気刺激や映像、音声によるストレスを与える。

3-2
NT能力者による絶え間ない強い発信(ゲスレイプ)を受ける。


4.NT能力の強化

4-1
シュミレーターによるMS戦闘の繰り返し。負けるたびに痛みでストレスを与える。

4-2
五感を封じた状態でのボール回避。ボールの衝突によるストレスを与える。


5.NT覚醒までにかかる期間

5-1
3か月で可否が判明する。
3か月後に強化人間となっているか、期間終了前に辞退するか、廃人になるか。

5-2
年齢によるが最長で6ヶ月程度。
それ以上は指導を続けても覚醒はしても強化はできないと判断。


6.成功率

6-1
被験者500名の内10%がNT覚醒を確認。ただし覚醒後病気療養中。

6-2
被験者の100%が覚醒。パイロットを務める10名程度強化成功。


7.リターン

7-1
時間がかかるが、いったん環境が整えばエース級の量産ができる。

7-2
時間がかかる上に指導等手作業なので、大量生産はできない。 能力にもばらつきがある。


8.被験者の受け入れ

8-1
対象者を選ばないが、精神的にタフな人間ほど覚醒が遅い。

8-2
所長の方針により、女性しか受け入れない。


強化人間・・・腐ってやがる。急ぎ過ぎたんだ。
ってかまんま拷問じゃねぇか、モズクズかよ。

フラナガン機関も今は手探り状態だとはいえ、成功率低すぎだろ。 俺のNT覚醒方法が伝わってなったら、どれだけの失敗作が産み出されていたことか・・・


話し合いの結果、戦争が想像以上に早く終了したため、余裕のあるジオン公国はフラナガン機関のクローン研究に補助金を出すことにしました。

人工NT研究所は持ち出しで続けることに。



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